2022年【己巳の日】弁財天の縁日とは？おまじないで金運アップ！

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2021.11.162022.01.13

暦には、大安・一粒万倍日・寅の日・巳の日など吉日と言われる開運日がいくつか存在します。60日に一度やってくる弁財天の縁日。巳の日より、さらに金運に縁起の良い「己巳の日」です。

2022年の「己巳の日」は、
1月16日・3月17日・5月16日・7月15日・9月13日・11月12日となります。

己巳の日の意味は？

「己巳の日」は「つちのとみのひ」と読みます。

昔、年の数え方や日や時間などを数える時に干支が用いられていました。干支は正式には十干十二支と言い、干支とは、十二支と十干の組み合わせとなります。

十二支とは子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12種を指す言葉で、「来年の干支は寅年」などのように、年賀状に添えるイラストが思い浮かびますよね。

十干(じっかん)は、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類。あまり聞き慣れませんが、契約書で、以下「甲」とする。以下「乙」とする。という文章を目にしたことがあるのではないでしょうか？

十干（10）と十二支（12）の組み合わせは60通りが存在します。「己巳の日」とは、日の干支のことです。

干支の十干は、中国の陰陽五行説に基いて作られたと言われています。陰陽五行説とは、世の中の全てのものは陰と陽、そして木、火、土、金、水に分けられると言う考え方です。

木は火を生み、火は土を生み、土は金を生み、金は水を生み、水は木を生むと考えられ、万物はこの5つの要素から成り立っているという思想です。

己巳の日の「己」は、金を生み出す土にあたり、「巳」は蛇のこと。蛇は、日本では弁財天の使いだと信仰され、風水でも金運のシンボルとされています。

巳の日に、お金にまつわるお願いをすれば、蛇が使いとなって弁財天に届けてくれると言われ、金運・財運アップの日とされていますが、60日に一度やってくる「己巳の日」は、巳の日より、さらに金運に縁起の良い日とありがたがられています。

「弁財天(べんざいてん)」という神様は、ご存知のかたも多いとは思いますが、七福神で紅一点の女神様で、学問・智慧・弁舌・音楽などの芸術全般を司り、招福・財運・長寿を授けるとされています。

日本に仏教が中国から伝来した際、ヒンドゥー教のサラスヴァティという芸術と学問の女神が、仏教聖典のひとつ「金光明経」において弁財天（弁才天）として伝えられたそうです。

サンスクリットでサラスヴァティとは「水(湖)を持つもの」を意味する川の女神。また、人類の始祖であるマヌを出産した母でもあるサラスヴァティは、絶世の美女であり、最上の女神として信仰されているそうです。

巳の日に、弁財天や白蛇を祀る神社やお寺にお参りするのもおすすめの開運行動です。弁財天が祀られている神社といえば、

滋賀県琵琶湖に浮かぶ竹生島の宝厳寺/竹生島神社・神奈川県の江島神社・広島県宮島の厳島神社 /大願寺が「日本三弁天」と呼ばれ有名です。

3ヶ所とも水辺に浮かぶ島にあるんですね。この日本三弁天に奈良県の天河大辨財天社・宮城県の金華山黄金山神社を含めると「日本五弁天」というそうです。

札幌市・白石神社の池の中島にある白石辨天神社
千歳市・千歳神社
虻田郡洞爺湖・弁財天
亀田郡七飯町・小沼弁財天神社
石狩市・石狩弁天社
函館市弁天町・厳島神社

なお、洞爺湖町の虻田神社では、雪の日に神社の鳥居に雪で白蛇模様が現れることがあり、白蛇文様デザインしたお守りは社務所で授与していただくことができる、「金運」のシンボル白蛇をお祀りした神社もあるそうです。

ぜひ、己巳の日のタイミングで弁財天をお祀りする神社仏閣に参拝したいところですが、お出かけが難しい場合でも、金運アップできる己巳の日のおまじないがあるようです。

弁財天が水の神様であり財運を授けることから「弁財天の水で銭を洗う」という信仰は全国各地にあるようです。江島弁財天の「銭洗い池」や、鎌倉の銭洗弁でお金を洗うとご利益があるというのは有名ですね。

そこで、己巳の日にお金を洗うと金運がアップするという「おまじない」があるそうです。

10円玉はお酢で、100円玉や50円玉は重曹と熱湯で、5円玉はクエン酸で、1円玉は中性洗剤で洗うとピカピカになるようです。

お金を洗って大事にする行動が、金運を引き寄せそうですよね。

また、その年の最初の「己巳の日」にお米と小銭を白い紙に包み、お財布に入れて持ち歩くと、その一年はお金に困らなくなるというおまじないもあるそうです。

ちなみに、2022年の最初の己巳の日は１月１６日です。ぜひ、試してみたいと思います。