ビブリオバトルをご存知ですか?おすすめの本を持ち寄って紹介し合うコミュニケーションゲームです。バトラー(紹介する人)として参加し、「皇の時代への大転換 大人のための自立共育」を紹介しました。
ビブリオバトルとは
ビブリオバトル は、「本を通して人を知る、人を通して本を知る」本を通じたコミュニケーションゲームです。
紹介する本のジャンルは、小説、実用書、漫画など何でもOK📚
本を紹介するだけでなく、他の人の紹介を聞いたり、紹介した本に関する質問の時間もあり、雑談を通して話すことと聞くことを楽しみ「読みたい」と思わせることを競うゲームです。
バトラー(紹介する人)が本を紹介し、オーディエンス(聴集)が読みたい!と思った本に投票します。
私も初めてビブリオバトルでバトラーとして本を紹介しました。
江別蔦屋書店イベント「なるほど!楽しいビブリオバトル」HIU女性研究者のなるほどラボ開催[江別市 北海道情報大学]
皇の時代への大転換 大人のための自立共育の紹介文
紹介する本について、5分間のスピーチするとのことで、前日に原稿を書き、ちょっと早口にして5分間で話し切る練習をしてのぞみましたが、「ビブリオバトルはスピーチ大会ではないので、発表がグダグダでもかまわない」と言われ、原稿はさておき5分間グダグダとお話ししました。頭を使わないで話す方が皇流ですよね。
せっかくなので書いた文章をこのブログでシェアします
コスモ21から2023年7月に出版されています。小山内洋子さん「皇の時代への大転換期 大人のための自立共育」です。この「共育」という文字ですが、これからの時代は、今までのように大人が子どもを教えて育てるの「教育」ではなく、子どもと共に大人も育つということが大切であるということで、著者の方がこの漢字をあてたそうです。
「皇の時代」というのも聞き慣れないというか、ちょっとよくわからないと思うので、この本が書かれる元になった理論があります。そこから説明させていただきます。
そもそもは、宇宙物理学研究家であり、発明家でもある小笠原慎吾さんという方が50年の歳月をかけて、研究し実験を繰り返しこの理論を構築しました。私は、小笠原慎吾さんが世に一冊だけ残した著書を2010年頃にたまたま手にしたことで、理論と出会いました。
その本には「これからの時代はテクノロジーがさらに発達することにより、今、人類が抱えているエネルギー問題や食糧問題、労働力不足問題であるとかは、テクノロジーで解決される未来が来るので、今とは世の中が大きく変わり、人々の価値観も大きく変わっていく」というようなことが書かれており、じゃあ、そのテクノロジーが実現すれば人間は遊んで暮らせばいいのね!と科学技術の進歩を楽しみにしていました。
小笠原慎吾さんはお亡くなりになり、小笠原さんの元でこの理論を16年学んでいた小山内洋子さんが「天縄文理論」と名付け内容をまとめて執筆した理論書が2012年に出版されています。
小山内洋子さんという方は、昔は出版社に勤められていて評論家の竹村健一さんのゴーストライターを長年されていたそうです。(パイプを片手に「だいたいやね」という語り口でお馴染み小池百合子さんとテレビ番組に出演していた)
小山内洋子さんが書かれた理論に関する本は他にも3冊ありますが、自立共育は教育分野に特化して書かれたものです。ですから、学級崩壊や不登校などがなぜこんなに多くなっているのか?という背景や子育てについてまとめられています。確かに私が子育てしていた頃に比べると不登校児が増え悩んでいる親御さんも多いと感じます。
皆さんも近年はニュースなどをみて、気候変動などの自然や芸能界や政治、経済の様子が今までの常識では計り知れないことが起ってきて、何かが変わってきていると感じていらっしゃいませんか? 明るいニュースは少ないので、この先が心配で不安な方が多いように思います。
「大転換期」と言われると、みなさんもコロナの影響で世界的にも何かしらの流れが大きく変わったと感じたのではないでしょうか? 10年以上前にこの理論に出会っている私は、不登校のこと含め、政治経済、自然環境にこうした出来事が起こってくることが本に書かれていたので、コロナ禍の最中も「これは時代の転換期のプロセスなんだ」と落ち着いて過ごすことができていました。
この本は理解できる方と全く理解できない方とに分かれると著者のかたがおっしゃっているのですが、これからの時代を遊ぶように生きていきたいという方は、ぜひ手に取ってお読みいただき、一緒に楽しくしていきましょう!と思っているのでご紹介させていただきました。ご清聴ありがとうございます。
ビブリオバトルの結果は?
全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員で行い、最多票を集めた本を「チャンプ本」とするのが公式ルール。
全ての発表を聴いた人が投票できます。会場には3名のバトラーも含め12名の参加者がおり、4票を獲得しました。読んでみたいと思ってもらえるように伝わったことは嬉しいものです。
早速、本を購入してくれた方もいて、一気に読み進められたそうですが「読みながら鳥肌が立った。素晴らしい本を紹介してくれてありがとう」とメッセージをいただき、思い切って皆さんの前でご紹介してみてよかったなと思いました。