共鳴小説 皇の時代にわたしを生きる実験(第2話)点と点がつながる夜
新幹線の座席で、ミカは陽子さんから渡された本をそっと開いた。 少し日に焼けた、やわらかな白の表紙。何度も読み返されてきた本特有の、紙のやわらかな癖が指先に伝わってくる。表紙をめくると、陽子さんの言葉が胸の奥によみがえった。 「この本に書かれ...
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