2023年4月20日(水)13:13に、月は牡羊座で新月を迎えました。さらに今回の新月は金環皆既日食をともなう特別なもの。しかも、約一カ月前の「宇宙元旦」と呼ばれた春分の日の翌日も、牡羊座で新月でした。牡羊座で新月が2回起こることと今回の「金環皆既日食」のスピリチュアル的なメッセージについてお伝えします。
牡羊座新月のキーワード
2023年4月20日は3月22日に続き、2度目の牡羊座での新月が起こりました。同じ星座で2回も新月が起こることは珍しくメッセージ性が強いのですが、この日はさらにインド洋から太平洋の地域で「金環皆既日食」が起こります。新月は、金環皆既日食が重なることでより強いパワーと影響力を持ちます。
12星座の始まりの星座である牡羊座のキーワードは、「I am(私は私である)」「始まり・スタート」「行動」です。3月の新月の時に何か新しく始めたことがあれば、それは「正しい方向へと進んでいます」と宇宙からのYESのサインが出ています。
しかしながら、うまくスタートを切ることができなかったと思う人がいるならば、「新月&皆既日食」ということで「大丈夫、今から始めればいいだけ」と再出発やリスタートのチャンスが与えられています。
現在、おひつじ座にラッキースターの木星も滞在中であることから、うまく進んでいなくても心配しないで!とおおらかで楽観的なメッセージを受け取ることができます。
【新月の願い事】牡羊座新月2023年3月22日のキーワード ※牡羊座の新月のテーマに関しては、3月の新月の記事でお伝えしています
ハイブリッド日食?「金環皆既日食」とは
日食は月が太陽と地球の間を通過するために起きる現象で、地球から見ると月で太陽の一部また全部が隠れて見えます。昔は龍が太陽を食べると考えられたのだそうです。月が太陽光線を遮る範囲によって、日食はいくつかの種類に分かれます。
「皆既日食」は、太陽が完全に隠されますが、「金環日食」は月が太陽よりも小さく見え、太陽がリング状に見える場合の「日食」のこと。
「金環皆既日食」とは、ある地域では太陽が月によって隠される「皆既日食」が見られ、別の場所では、月の周りから太陽がはみ出てリング状になる「金環日食」が見られる現象のこと。そのため、今回の日食は「ハイブリッド日食」とも言われています。日本ではその両方を見ることはできませんが、日本国内でも一部の地域では、太陽の一部が月によって隠される「部分日食」を見ることができます。
日食が起こるのは、基本的に新月の日です。新月も新しいサイクルの始まりのタイミングと考えられていますが、「皆既日食」の場合は、さらにその意味が強まり、「新しく生まれ変わる」ような変化を促されるパワーがあります。大きな変化を体験する可能性もあり、戸惑いを覚える人も多いかもしれません。また、月の影響で新しいことを始める元気や勇気をもらえる人もいますが、強すぎるエネルギーに疲れや気だるさを感じたり、感情的になったり不調を感じる場合もあります。
おひつじ座新月と金環皆既日食からのスピリチュアルメッセージ
現在は、夜の時代から昼の時代への移行期の真っ最中であり、宇宙的な大転換期のタイミング。個人的にも社会的にも大きな変容を促されています。楽々と変化の波に乗れる人がいる一方で、多くの方が変化を恐れ、戸惑いを覚えるのは当然。
宇宙は変化を余儀なく促しているものの、自然のリズムで行きつ戻りつ、おおらかな流れを用意してくれています。より良い変化を起こすためには衝動的な行動は避けて、私たちは一旦立ち止まって、握りしめていた武器から手を離す必要があるかもしれません。
たくさんの解決すべき問題は、一度相手と距離を置き一人の時間を持って、高い山に登って遠くの景色を見るように、高い視点から観察することで打開のヒントを得られるかもしれません。
日々の生活の中で手付かずにしていた「先送りにしていたこと」に向き合う時も今なのかもしれません。