【共鳴小説】銀河のリズム、地上の鼓動-わたしたちは響き合うために出会った-3

共鳴小説
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この物語は、ミカ、アイ、ユウという三人の女性を通して、わたしたちが“これからの時代”をどう生きていくかを見つめ直すストーリー。

アイが営む農場の「2泊3日の農体験」の場で出会った3人。アイの「銀河の昼と夜」の話しを聞き、ユウが天体配置の話を重ねて語り出す──天と地の対話のような時間が共鳴の火を強く、深くしていく

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星が示す新しい時代のサイン

焚き火の灯りが少し落ち着いてきたころ、ユウが空を見上げながら言った。

「実はねこの前、すごく特別な天体配置があったの。冥王星が水瓶座に本格的に入ったんだよ」

「冥王星って、“変容”とか“破壊と再生”の星だったっけ?」
アイがそっと相づちを打つ。

「そう。個人というより“時代”や“文明”そのものに関わるような、深くて大きな変化を司る星。それが水瓶座、つまり、“自由・独立・ネットワーク・新しい意識”を象徴するサインに入るってことは…」

ユウは焚き火の火を見つめながら続けた。

「集合意識の目覚めが本格的に始まるってこと。個人のパワーじゃなく、“響き合う個”が鍵になる時代。誰かが前に立って引っぱるんじゃなくて、たくさんの“点”が繋がって、場そのものが動き出す感じ」

「うわ…それ、アイさんの話しとリンクしてるじゃん」
ミカが驚いた顔で言った。

「うん。星はね、“こうなる”って決めるんじゃなく、“今、こういう流れが来てるよ”って示してくれるんだよ。そのエネルギーにどう応じるかは、私たち次第」

「宇宙って……めちゃくちゃ優しいね」
ミカがぽつりと言った。

ユウはにこっと笑ってうなずいた。

「うん。怖いとか支配とかじゃなくて、“共鳴してごらん”って、いつもメッセージを送ってくれてる気がする」

「じゃあ、わたしたちが今ここで会ってるのも、ただの偶然じゃなくて…?」ミカが問うと、ユウは静かに言った。

「“呼ばれてきた”のかもね。私たち、それぞれの役割を持って」

風がふっと止まり、夜の静けさが戻る。
焚き火の赤い灯りの中で、三人の想いが、深く静かに溶け合っていく。

響き合う銀河のリズムと地上の鼓動

焚き火の火が小さくなり、夜の空気がほんのり冷たくなってきた。

三人は、火の前に肩を並べて座っていた。言葉がなくても、温もりがそこにあった。

ふと、ミカがぽつりとつぶやいた。

「なんか……ずっと、ずっと、この感じを探してた気がする」

ユウが横顔で優しく笑った。

「わかる。私も誰かと分かち合いたいって気持ちが、ずっと奥にあったのかも」

アイが、火を見つめたまま言葉を継いだ。

「私たち、それぞれに“孤独”だったよね。違う形で」

「うん。私なんて、思いつきで動いてばっかで、変わってるってよく言われたし」ミカが少し照れたように笑った。

「私は、“感じること”が怖くて、ずっと閉じてきた。周りに合わせることばっかりしてた」ユウは静かに言った。

「私は何を信じればいいかわからなかった。知識を集めても、どこか穴があって」アイの声に、少しだけ震えがあった。

沈黙が訪れた。でも、それは苦しいものじゃなかった。
三人の間に、温かい、やさしい沈黙が流れていた。

「……でも、今は違うね」ミカが言った。

「うん。私たちは、“ここ”で繋がれた」アイが頷く。

「それだけで、もう十分だったって思える。あの孤独も、全部意味があったって思える」ユウの目に、涙が浮かんでいた。

誰も泣いていることを責めたり、慰めたりしなかった。
ただ、その場の空気すべてが、やさしく包んでくれていた。

しばらくして、ミカが明るい声で言った。

「ねぇ、私……戻ったら、この自然の中で感じたことを、もっと発信してみようかな。インスタとかで。感じたまんまを、言葉にして」

「すごくいいと思うよ。ミカの感性は、たくさんの人に響くと思う」ユウがほほえむ。

「私は自分の中の“見えないものを感じる力”を、もっと信じてみたい。占星術って、ちゃんと使えば“今”を生きるためのサポートになるって、改めて感じたから」

「私も、畑だけじゃなくて、もっと多くの人に銀河の昼と夜の話をしていきたいな。理論としてじゃなくて、感じたままを話せる場をつくっていけたらって思う」

三人の言葉が、また火の中に吸い込まれていった。
夜空は星でいっぱいだった。

「きっとこの出会いが、新しい時代に繋がっていく。そんな気がする」

ユウの言葉に、二人は深くうなずいた。

彼女たちの“響き”は、この夜から少しずつ、少しずつ、広がっていく──静かだけど、確かに。

共鳴するということ

ひとつの音が、静かに鳴る
誰にも聞こえなくても
それは、誰かの魂に触れているかもしれない

ひとつの種が、そっと蒔かれる
芽吹くかどうかは、風と光に委ねられる
でも、その手のぬくもりが
もう、すでに響きを生んでいる

共鳴とは、行動ではなく
ただ、在ること

導かなくていい
響き合えば、それでいい

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